くるま社会のセーフティネット

トラブルの現場に急行し、迅速に救援。
信頼のロードサービスで、全国を広くカバーし、くるま社会のセーフティネットを実現します。

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救援は年間229万件以上 約13.7秒に1件の割合で出動

いつどこで起こるかわからないクルマやバイクのトラブル。救援要請を受けると、全国各地の拠点から隊員が現場へ駆けつけ、速やかに車両救援にあたります。2024年度の出動件数は229万件以上。お客さまの安全・安心はもちろん、円滑な交通環境の維持にも貢献しています。

ロードサービス拠点数(2025年3月末現在)1,408か所 直営拠点223か所、ロードサービス指定工場1,185か所

2024年度ロードサービス出動件数

2024年度 2023年度
合計 2,295,304件 2,268,868件
うち二輪 92,632件 89,879件
一般道路 2,230,995件 2,202,922件
うち二輪 90,345件 87,355件
高速道路 64,309件 65,946件
うち二輪 2,287件 2,524件

2024年度ロードサービス出動理由

一般道路・高速道路
四輪・二輪
合計
1 過放電バッテリー 778,537件 33.92%
2 タイヤのパンク、バースト、エアー不足 467,132件 20.35%
3 破損/劣化バッテリー 193,856件 8.45%

スマートフォンから救援要請が簡単に

電話での救援要請は、全国統一の救援ダイヤルから。「JAFスマートフォンアプリ」や「救援要請ウェブサイト」なら、画面での簡単な操作だけでJAFを呼ぶことができます。GPS連携で現場特定もスムーズなうえ、救援を待つ間もサービスカーの現在地を確認できて安心です。

現場到着をより早く「ACⅢ」で最適化を実現

サービスカーがいち早く到着できるよう導入されているのが「ACⅢ」システム。予測できない救援要請に対して、各車の動態や道路状況、ルートなどを考慮しながら最適な配車管理を実現。拠点・ネットワークの調整とともに稼働強化に取り組み、2024年度の平均現場到着時間は40.6分となりました。

いつでもどこでも24時間・365日体制

JAFロードサービスは24時間・365日・無休で対応。一般道路や高速道路上でのトラブルはもちろん、お客さまの自宅車庫や外出先の駐車場などへも駆けつけます。2024年4月から無料けん引距離を延長するなど、会員サービスの拡大をはかっています。

バイクの移動やタイヤトラブル対応を拡充

バイクの移動は対応できるサービスカーが限られていましたが、二輪アタッチメントの開発により解決。レッカー車でもバイクのけん引が可能となり、現場へ迅速に到着できるようになりました。また、タイヤトラブルによる自走不能な乗用車を対象に、タイヤ貸し出しサービス(会員限定)を実施しています。

ビデオ通話によるオンラインでの救援活動も

業界に先駆け、会員のみに提供している「ビデオアドバイザリーロードサービス」。スマートフォンのビデオ通話機能を利用し、救援要請されたお客さまから届くリアルタイム映像を確認しながらアドバイス。サービスカーが出動することなく、オンラインでトラブルが解決するケースもあります。

「BEV充電サービス」対象エリアを順次全国へ拡大

電気自動車(BEV)の電欠トラブルに対応するため、2023年8月から「BEV充電サービス」を一部地域で開始。充電器を搭載したサービスカーの導入を進め、対象エリアを全国へ拡大予定です。燃料電池車(FCEV)についても、トヨタ自動車(株)と移動式給水素車の開発に取り組んでいます。

多様化するトラブルにも確実に対応

日々進歩するクルマの技術。多様化するトラブルに確実に応えるべく、最新技術に関する研修や、クルマに精通したテクニカルサポート課によるバックアップ体制を構築。蓄積してきた救援のノウハウは、ユーザー支援ウェブコンテンツ「クルマのトラブル診断」にも活用されています。

「なによりも人命最優先」現場の安全確保を徹底

隊員が現場で真っ先におこなうのが「安全確保」。二次事故防止のために、高速道路などでは後方警戒を徹底し、安全資機材や発炎筒をセット。作業中、お客さまには安全ベストを着用してもらい、安全な場所で待機していただきます。夜間は通行車両からの視認性を確保し、作業にあたります。

選抜隊員で編成されるロードサービス特別支援隊

大規模災害発生時や豪雨・豪雪の季節災害時に派遣されるロードサービス特別支援隊。全隊員約2,000名のなかから、技術力・運転操作技量・忍耐力・協調性に優れた100名ほどが選抜され、特別な訓練を重ねます。2024年度も記録的な大雪に見舞われた地域に派遣され、車両救援に尽力しました。

特別支援隊による災害救援と訓練

サービスの品質を支える研修・検定制度と競技大会

すべての隊員が高品質かつ均質なサービスを提供できるよう、キャリアに応じた研修の受講や社内検定の受検が義務付けられています。実技や接遇、規律性の向上に日々励み、その成果を披露する場として「全国ロードサービス競技大会※」を開催。各エリア代表の隊員が磨き上げたスキルを競います。

  • 通常は隔年開催(2025年度に開催予定)

全国8ブロックで開催している「ロードサービス競技会」を初の一般公開

「全国ロードサービス競技大会」の予選会として、全国を8ブロックに分けて実施している競技会。2024年度は各競技会を初めて一般公開し、救援作業を来場者の間近で披露。JAFが誇るロードサービスの技術力や安全・安心への取り組みをより多くの方に知っていただく機会となりました。

香川県高松市の大型ショッピングセンターの駐車場をお借りし、開催しました。 決勝大会を「競技大会」、予選会を「競技会」としています。

地域防災における関係機関との連携

自治体や警察、消防などと合同で、災害時を想定した防災訓練を定期的におこなっています。被災車両の救援や緊急交通路の確保など、実践訓練を通して各々の役割を確認。日頃から連携を深め、地域防災に貢献できるよう備えています。

2024年度 自治体などとの合同防災訓練への参加実績

回数 63回 参加隊員数 延べ147名

お客さま満足度をアンケート調査

ロードサービスを利用したお客さまを対象にアンケートを実施しています。ロードサービス全体に対する評価として、97.0%※の方から「とても良い・良い」との回答をいただきました。結果については、さらに精査・分析し、サービス品質向上に役立てています。

  • 集計期間:2024年4月~2025年2月