モータースポーツの振興
競技参加のきっかけづくりから観戦の魅力発信までモータースポーツの一層の盛り上がりと競技人口・ファン層の拡大に努めています。
モータースポーツの統轄団体として
JAFは日本で唯一のFIA(国際自動車連盟)公認団体です。国内競技の安全・公平・公正な開催をはじめ、オートテストの促進や女性参加支援などによる競技人口の拡大に尽力。近年は環境対応車両競技やeモータースポーツの普及も推進しています。
過去2年間の競技会公認件数
2023年 | 784件 |
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2022年 | 800件 |
ライセンス取得を促進発給数は年間70,000件以上
ライセンスを取りやすい環境づくりにも取り組んでいます。ゴーカートライセンスは年齢やJAF入会の有無を問わず取得可能。また、四輪国内Bライセンスは講習会をオンライン化し、マイカーで参加できるオートテストへの出場でも取得資格が得られます。
過去2年間の競技ライセンス発給数
2023年 | 71,562件 |
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2022年 | 72,000件 |
「モータースポーツジャパン」など振興イベントを開催
2024年2月に、JAF主催の振興イベント「JAFモータースポーツジャパン in お台場2024」を開催。2日間でのべ52,000人以上が来場し、デモ走行や同乗体験、マシンの展示など多彩なコンテンツを楽しみました。主要なレース会場にもJAFブースを出展し、モータースポーツの魅力を発信しています。
通算22回目伝統のJAF鈴鹿グランプリ
国内フォーミュラの最高峰・全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦に冠される「JAFグランプリ」。2023年も三重県・鈴鹿サーキットにて10月に開催されました。当日は体験型JAFブース出展のほか、決勝レース後にサーキット最終コーナーを特別に開放する会員優待を実施し、好評を博しました。
FIA世界選手権の日本開催を支援
日本でおこなわれる各種FIA世界選手権の開催をサポートするのもJAFの役目です。2024年3月に東京の公道を舞台に日本で初開催されたFIAフォーミュラE世界選手権についても、FIA競技会関係者や主催者、東京都とともにコースの打合せや視察をおこない、大会実現に向けた支援に携わりました。
「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」と年間上位入賞者を称える表彰式
国内モータースポーツの1年を締めくくる表彰式。2023年11月、都内会場に各カテゴリーのチャンピオンや上位入賞者が集まりました。その年最も輝いた競技運転者を投票で決める「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」には山野哲也選手が選ばれ、登壇したスポーツ庁長官・室伏広治氏がその栄誉を称えました。
安全な競技開催のため関係者対象の講習会を実施
大会主催者や選手、オフィシャルを対象に、ラリーやカート競技の安全性向上を目的にした救急救出訓練や救助技術の講習会を開催。2023年度は次世代自動車が参加するFIA世界ラリー選手権やFIAフォーミュラE世界選手権に備え、HEVやBEVのレスキュー方法などの講習会も実施しました。