総合職先輩インタビュー:金子力生(交通環境)

金子力生(交通環境)

交通環境

東京支部 事業課 交通環境係

Yoshiki Kaneko
金子 力生
(2015年入社)

神奈川支部勤務を経て、東京支部事業課交通環境係所属。講習会のインストラクターを務めたり、イベントの企画運営に携わる。

“くるま社会の発展”に貢献するのがJAFの役割 最初はクルマに詳しくなくても問題ありません

金子力生(交通環境)

東京支部事業課は、モータースポーツ、翻訳、交通環境と大きく3つの係に分かれています。その中でも交通環境係は、交通安全の啓発を主な業務内容としています。具体的には、交通安全講習会の講師・インストラクターや、さまざまなイベントの企画・運営などを担当しています。
例えばイベント企画の仕事は、実際には開催日よりもかなり前から動き出していて、「JAF PLUS」というチラシに内容を掲載するためには、掲載月の3か月前には企画骨子を固めないといけないんです。つまり、それまでにはテーマや内容を決めて、会場を借りられるか確認して……となると、少なくともイベント開催の半年くらい前から準備を始めています。 告知した後も、会場で使う物品を手配したり、当日の詳しいタイムテーブルも作らないといけないですし、受講希望者の募集を締め切ったら抽選して……と、いろいろとやることはありますね。

金子力生(交通環境)

そうやって作りあげた企画内容を、今度は本当にできるか、自分の中で検討しながら作っては直し、作っては直しを繰り返していきます。
それだけ入念に準備して当日を迎えても、予想外のことは起きるもので、設営した講習用の走行レーンを実際に車で走ってみると「これだとうまく走れないんじゃないか?」ということがあったりするんですね。そこでタイムテーブルを急遽入れ替えたり、受講者の動きを見て人の配置やコースを動かしたり……。やっぱり、現場に行ってみないと分からないことはいろいろとあるんです。
そうして細部に気を遣ったり、大変なこともあるんですけど、私は今の仕事は純粋におもしろいし、好きですね。
一般の方と直接関われる部署は他にもありますが、交通環境係では受講者や来場者と直接話すことができます。イベント中、たくさんの来場者と話していると、どんなことが分からないとか、気にされる部分だとか、具体的な情報も入ってきますし、逆に私が話しかけることで、来場者にも考えてもらえるきっかけができます。
なにより、受講者や来場者に直接感謝の言葉をいただけることが多いです。イベントが終わった後の会場で「ありがとう」と言っていただいたり……。そういった部分で、とてもやりがいも感じますし、おもしろいとも感じます。

大変なこともあるけど……大事なことは「お客様第一」

金子力生(交通環境)

入社以来、交通環境係でイベントの企画運営にかかわってきて、今ではイベントの企画運営なども一人で任されることもあるんですが、その中で一番心がけていることが「お客様第一」です。
会場で受講者を誘導するにしても「どうやって案内しようか?」とか「コースをどう走ってもらおうか?」とか、考えるべきポイントはたくさんあるんです。しかも、ちゃんと安全が確保できているのか、つねに意識しないといけない。交通安全を啓発していく立場なので、そこは一番気をつけています。
「安全と安心」はJAFの根幹を支える価値でもあるんですが、やはり参加いただいた受講者や来場者が安全・安心かつ楽しんで学んでいただくことは大事なことだと思っています。

入社前から交通環境係を志望……だけど最初は自動車業界を考えていなかった

金子力生(交通環境)

私はもともと入社前から、今の部署、交通環境係の仕事を希望していたんです。
ただ、就職活動をしていた時は……正直に言えば、最初は自動車業界は考えていなかったんです(笑)。車好きだったし、学生時代にガソリンスタンドでバイトしていたこともあり、車のことは知っている方だという自負もあったんです。最初に考えていたのは物流業界でした。そこから自動車関連業界も考えてみるようになり、そして、いろんな会社を探していた時にJAFのことを目にしたんです。私も車に乗っていて、JAFというとやっぱり「ロードサービス」というイメージはあったんですが、他に何をやっているかを調べたり、説明会にも行ってみました。

金子力生(交通環境)

すると、今の東京支部の先輩が、交通環境係の業務を話してくれて、その仕事内容がとてもおもしろそうに感じられたんですね。

入社してすぐに、神奈川支部の事業課交通環境係に配属されました。
入社のきっかけでもあり希望していた部署だったので「やった!(笑)」と思ったんですが、当時は「交通環境係兼事業係」、つまり海外免許の翻訳だったり、モータースポーツライセンス更新手続きといった窓口業務も兼務していたんです。
そうした窓口業務もありつつ、交通環境係の業務もやっていたので覚えることも多く、そこは大変でしたね。

金子力生(交通環境)

また、交通環境係としてイベントに出ても、困ることもあって、例えば、お客様からは直接イベントとは関係ないことを聞かれることもあります。私自身、入社してまだ期間が経っていないし、ロードサービスや他の部署の経験もないので、ちょっとでも担当外のことを聞かれると、正直、分からない部分もありました。自分の担当業務範囲以外の部分でも知識をつけないことには受講者や来場者の方とお話しすることもできないと感じて、そういったところでも努力しましたね。

JAFといえばロードサービス……でもそれ以外の仕事も意外に広い

金子力生(交通環境)

そういった苦労をすることがありつつも、やっぱり仕事はおもしろいですし、そうした交通環境係の業務に惹かれて入社したんですが……それでもJAFという会社に入社してから感じた第一印象は「想像とは違う会社」というものでした。
というのも、「JAF=(イコール)ロードサービス」といったイメージもあるし、実際、ロードサービスはJAFの主要な部分ではあるんです。だけど、ロードサービス以外の部分も「意外に広い」と感じたんです。例えば、JAF会員向けの優待施設関連の業務があったりします。あるいは入会促進やモータースポーツ振興など、ロードサービス以外にもさまざまな業務があるんですよね。私が担当している交通環境係の業務も含めて、「本当にいろいろな仕事があるな、とにかく広いな」というのが入社後の驚きでもありました。

もう一つ驚いたことに、私と同期で入社した人には「クルマに詳しくない人」もけっこういたんです。JAFは自動車に関連する事業を主体とするので、当然、入社してくる人も車に詳しい人ばかりだと思っていたんです。でも中には、車に詳しくないし、普段も乗らないという人がいて、そうした人たちもJAF職員として活躍されています。JAFの基本理念に「健全なくるま社会の発展に貢献」という言葉があるんですが、だからと言って、最初から車に詳しくないと仕事ができないわけでは、必ずしもないんですね。もちろん入社後に学べる環境もあります。JAFに入社して、そうした「車とJAF」という関係性やイメージが、いい意味で本当に崩れました。
また、入社3年目程度だとまだまだ経験も浅いですし、世間的にはまだ若手だと思うんですが、そうした私のような若手社員に対しても「一から企画して」と言われて、大きな仕事を任されることもあります。経験や知識だけにとらわれないで仕事を任せてもらえる、いい意味で「チャレンジ精神が発揮できる会社」だと思います。

<2018年3月掲載>

事業課の業務

交通安全講習会の実施

実技型・座学型等、各種交通安全講習会のインストラクター・講師として交通安全を啓発します。誰もがよく耳にする交通安全という親しみやすい言葉ですが、専門性の高いものです。JAFでは「講習会講師養成プログラム」で一人前の講師として活躍できるようフォローします。

安全運転のコツ「講習会」

全国調査

警察庁と合同でシートベルト・チャイルドシートの着用状況調査を毎年実施しています。その調査員は、全国52支部のJAF事業課員が行っています。

全国調査データ

翻訳業務

JAF支部窓口では、外国のお客様の免許証翻訳業務等を行います。

外国運転免許証の日本語翻訳文について