感性豊かに「生みの親」と「地球」が並んで表現されています。若いのに目線が広く、達観してものを見ている姿が感じられます。また、「親孝行」という言葉選びからは、感謝する気持ちを全面に伝えたい点が表現できています。
この作品は口語体(しゃべり言葉)で仕上げられていて、ついつい親しみを覚える雰囲気になっています。本人の実感とも、周囲から言われた言葉のようにも読み取ることができました。飾らない素直な気持ちが良い点です。
川柳作家。全国の小・中学生に川柳作りの楽しさを伝える活動を行う傍ら、雑誌やテレビ、公募川柳の選者・監修も多数務める。文化庁文化審議会委員。句集「召しませ、川柳」(新葉館出版)他著書多数。
東京都出身。山羊チーズ作りと農ある小さな暮らしを夢見て、長野県松本市の山間の集落に移住し、エッセイの著述《書く!》、講演や体験取材レポート《喋る!》、楽しむ農《育てる!》、ラリーやトレイルランニングやマラソン《駆ける!》、などで活動中。自然回帰型生活びと・エッセイスト・農民・元国際ラリースト・「ペレファ農場」代表。
賞品協力:
オリンパスメモリーワークス(株)
賞品協力:
レノボジャパン(株)
賞品協力:(株)ブリヂストン
- (※1)お渡しする時期の最新モデルとなります。通信会社との契約、セットアップは個人で行うことになります。
- (※2)仕様・外観などを変更する場合があります。オプションパーツは含みません。自転車の受け渡しはお近くの(株)ブリヂストン指定の自転車店よりご案内させていただきます。
なお、ご自宅への直送はできませんので、ご了承ください。 - (※3)セットアップ・取り付け作業は個人で行うことになります。
- ◆各賞品の画像はイメージです。
4年後に エコな日本を 見せつける
富山県 中保 紅音さん
また会おう もどって来てね さいせいし
埼玉県 植木 涼太さん
けつろ水 かわいたはちに あげるそぼ
宮城県 石津 愛姫さん
風呂あがり 自然の風で すずみます
千葉県 富田 百華さん
ふろの湯で 体も服も ピッカピカ
鹿児島県 牧野 烈己さん
この笑顔 たった一つの あきばこで
富山県 氷見 天晴さん
ねる時間 体も電気も スイッチオフ
岡山県 岡本 ひよりさん
消し忘れ また生えてきた ママの角
神奈川県 吉島 夏輝さん
消さないの? オバケがいるの? その部屋に
富山県 水野 紗希さん
生ごみを すてずに畑 やがて土
長野県 吉原 柚葉さん
電気消せ 言われた僕が 今は言う
東京都 﨑山 祐弥さん
スタートは いつでもできる エコライフ
広島県 ミーヤキャット・ヒロさん
欠かすまい 食事睡眠 エコ思考
山口県 江原 向日葵さん
ゴミ減らし ミニマリストを きどる僕
東京都 舘岡 幹彦さん
数秒の よそ見が捨てる 1L(リットル)
広島県 小川 美月さん
ごみ箱が もう捨てちゃうのと 問いかける
東京都 一ノ谷 祐衣さん
この服は 近所のあの子 似合うかな
東京都 畠田 瑞葉さん
エコキャップ 「めんどくさい」にも キャップする
広島県 村重 菜々子さん
節電に めんどうなんて ないんだよ
東京都 福田 響さん
太陽の パワーかります ありがとう
鹿児島県 藤本 実稜さん
この紙も 終わり無き旅 リサイクル
静岡県 玉木 俊介さん
すてるとき きちんといおう ありがとう
愛知県 堀田 健祐さん
お下がりの 服に可愛い アップリケ
東京都 竹田 澄羅さん
うちの母 ごみ箱に立つ 名キーパー
千葉県 寒河江 慈知さん
節電は 続けているよ あの日から
東京都 稲垣 賢斗さん
兄ちゃんの 名前消してよ 僕のシャツ
和歌山県 有本 充さん
微力でも 無力ではない エコ力
広島県 竹内 照美さん
今日も晴れ 散歩がてらに ゴミ拾う
愛知県 永井 清治さん
身の丈に 合った暮らしが エコになる
神奈川県 笹本 耕治さん
消し忘れ 誰にも云わず そっと消す
岐阜県 山本 良一さん
分別も クイズ感覚 子どもたち
熊本県 深田 徹さん
ドライブ中 ソーラーパネルの 数かぞえ
長崎県 鶴丸 裕香さん
分別の ゴミを仕分ける 幼き手
佐賀県 古賀 由美子さん
ちくちくと 手縫いでつなぐ リサイクル
熊本県 宮崎 千津子さん
風鈴の 音でエアコン 切る私
神奈川県 石関 恵子さん
背伸びせず 電気消す子に 気づいた日
大阪府 山野 大輔さん
エコを詰め 小さくなった ゴミ袋
岐阜県 金子 秀重さん
陽が暮れて ソーラーライト 家に咲く
愛知県 山本 みほさん
孫の世に 幸多かれと エコをする
徳島県 中川 光子さん
ソーラーの 鏡に冴える オリオン座
岩手県 及川 芳範さん
今回は話し言葉や流行語を上手に取り入れた句が多かったですね。
大賞は、女同士とファッションという点が身近に感じる内容で、服をやり取りする楽しさも伝わりました。シェア(分け合う)という表現からは、人と人とのコミュニケーションをより豊かにするというメッセージも感じ取れ、身内に限らず、地域や同じ趣味を持つ人同士で分け合うなど、今後「シェア」という言葉がエコ活動のキーワードになることが感じられる作品でした。