写真で見る!栃木県内の交通事故多発交差点(2021年)

栃木県内で人身事故が多かった交差点7ヶ所

(一社)日本損害保険協会発表の「栃木県 令和3年の交差点事故状況」に基づき、現地調査を行いました。

本町(ほんちょう)交差点【事故発生件数:7件】

本町交差点
【住所】
栃木県宇都宮市本町4番11号


【特徴】
正十字の交差点。特に安全確認の妨げとなる物はなく、大きな特徴は無い交差点である。
 
【通行状況】
宇都宮市の中心部に位置する交差点であり、一日を通じて車両の交通量が多いほか、歩行者も多い。夕方は南北の交通量が増加して渋滞する。

【事故類型別発生件数】
追突:2件  右折時:2件  左折時:1件  出会い頭:1件  その他:1件

東方面

西方面

南方面

北方面

野高谷町(のごやまち)交差点【事故発生件数:7件】

野高谷町交差点
【住所】
栃木県宇都宮市野高谷町432番地
 
【特徴】
変則五差路交差点。交差点の東西が下り坂となっている。LRT高架橋および立体交差化工事が進行中である。
 
【通行状況】
朝夕の通勤時間帯に渋滞している。南北道路(国道408号)は常総・宇都宮東部連絡道路として整備進行中で、今後一層の通行量増加が見込まれる。

【事故類型別発生件数】
追突:4件  左折時:1件  出会い頭:1件  その他:1件

東方面

西方面

南方面

北方面

鹿沼市さつき町5番地2付近交差点【事故発生件数:5件】

鹿沼市さつき町5番地2付近交差点
【住所】
栃木県鹿沼市さつき町5番地2

【特徴】
十字路交差点。交差点の西方は陸橋となっており、交差点に向かって下り坂となっている。

【通行状況】
交差点周辺は工業団地となっているほか、東北道鹿沼ICに近いため、常に物流関係の交通量が多く、特に深夜・早朝に多い。交通量は多いが、比較的スムーズに流れている。 

【事故類型別発生件数】
追 突:2件  右折直進:3件

南東方面

南西方面

北東方面

北西方面

小山市西城南2丁目8番地47付近交差点【事故発生件数:5件】

小山市西城南2丁目8番地47付近交差点
【住所】
栃木県小山市西城南2丁目8番地47

【特徴】
十字路交差点。交差点の周囲に建物やフェンスが建ち、進行方向によっては見通しが悪い。
 
【通行状況】
朝夕の通勤時間帯に渋滞している。
 
【事故類型別発生件数】
出会い頭:5件

東方面

西方面

南方面

北方面

県立博物館東交差点【事故発生件数:5件】

県立博物館東交差点
【住所】
栃木県宇都宮市睦町2番40号

【特徴】
十字路交差点。交差点の東西道路がやや屈曲している。

【通行状況】
朝夕は車両の交通量が多く渋滞が見られるほか、付近は学校が多いため徒歩や自転車で通学する生徒が多い。
 
【事故類型別発生件数】
追突:2件  右折時:1件  右折直進:1件  左折時:1件

東方面

西方面

南方面

北方面

小山(東)交差点【事故発生件数:5件】

小山(東)交差点
【住所】
栃木県小山市駅南町2丁目27番

【特徴】
幹線道路の丁字路交差点。

【通行状況】
県内有数の幹線道路であるうえ、付近は信号が続くので、朝夕の交通量が多い時には渋滞が目立つ。深夜・早朝に限らず物流関係の交通量は多い。  

【事故類型別発生件数】
追突:2件  その他:3件

東方面

西方面

北方面

宇都宮市平松本町821番地13付近交差点【事故発生件数:5件】

宇都宮市平松本町821番地13付近交差点
【住所】
栃木県宇都宮市平松本町821番地13

【特徴】
信号機のない十字路交差点。
 
【通行状況】
2020年に開通したばかりの道路であるが、付近には工業団地があるため、通勤者の車による朝夕の交通量が多い。住宅地の中の交差点なので、歩行者や自転車の通行量が比較的多い。 

【事故類型別発生件数】
出会い頭:5件

南東方面

南西方面

北東方面

北西方面

運転は周囲の状況や危険を「予測」することが大切です

栃木県内では2021年1年間で3,939件の交通事故が発生し、残念ながら56人が死亡、4,666人が負傷するという状況になっています。想像以上に身近な交通事故。交通事故を起こさず、巻き込まれないようにするためにはどうすれば良いでしょうか?

車の運転は、周囲の状況に気付く「認知」、どう対処するかを考える「判断」、実際に車を動かす「操作」の繰り返しで成り立っています。実は、「認知(見る)」の欠如による事故が全体の7割というデータがあります。しかしながら、周りをよく見ていたとしても人間の目には限界があり、死角からの突発的な危険などに対処することは困難です。そこで、認知と同時に周囲の状況や危険を「予測」しながら運転することで、危険に対する準備や反応時間の短縮ができ、事故を未然に防ぐことに繋がります。

「危険予知トレーニング」で予測を練習しよう!

AdobeStock_459468352.jpg
JAFでは、運転中の「危険予測」を行うポイントを身につけるための「危険予知トレーニング」を公開しています。運転席目線で撮影された動画を使い、様々な状況でこの後どんなことが起きるのかを予測する「実写版 危険予知トレーニング」、静止画を使いQ&A形式で深く学べるJAF Mate onlineの「危険予知」の2種類があります。どちらも交差点や住宅街、カーブ、高速道路など様々なシチュエーションをご用意していますので、ご自身の運転シチュエーションに合わせた「危険予知トレーニング」を行っていただけます。

ご自身やご家族の安全のためにも、ぜひ一度「危険予知トレーニング」を行ってみてはいかがでしょうか?