【危険箇所は100ヶ所以上】アンダーパスの冠水に注意!
大雨時のアンダーパスは危険!
アンダーパスとは
アンダーパスとは、線路や道路などの下を通過するために周辺の地面よりも低くなっている道路のことです。栃木県にはJR線や東武線などの線路をくぐるトンネル、東北道などの高速道路をくぐるトンネル、交差点の立体交差など、非常に多くのアンダーパスが存在しています。アンダーパスは踏切や渋滞を避けることができる便利な道である一方、台風やゲリラ豪雨などの大雨の際に冠水してしまう危険性も併せ持っています。栃木県内の冠水の危険があるアンダーパスは105ヶ所
国土交通省関東地方整備局の資料によると、集中豪雨などの大雨の際に冠水する恐れがあるアンダーパスは栃木県内に105ヶ所存在しています。冠水したアンダーパスというのは見た目だけでは水深を判断することが難しく、問題なく通過できる深さだと思って進入したものの、思いのほか深かったというケースも起こりえます。その場合、エンジンの吸気口から水を吸ってエンジンが停止しまったり、車が浮いてしまって動けなくなってしまうなど、非常に危険な状況に陥る可能性があります。
一般的に乗用車で走行可能とされる水深はドアの下端程度までと言われていますが、状況や車種によっても異なるため過信しすぎることは禁物です。大雨が降った場合は無理にアンダーパスを通過しようとせずに迂回するようにしましょう。 冠水する危険のあるアンダーパスには、冠水情報板や注意喚起の標識、水深表示などがある場合が多いですので、通行の際にはそれらを参考にして状況を判断してください。
参考:栃木県の道路冠水注意箇所マップ(国土交通省関東地方整備局・2023年)
冠水したアンダーパスに進入してしまったら?
冠水したアンダーパスに誤って進入してしまったときの対処法、車が水没してしまった時の対処法をご紹介します。
詳細は以下のボタンからご覧ください。
冠水した車両の取り扱い
車両が冠水した場合、JAFのロードサービスや自動車販売店に連絡して車両の移動を行ってもらうようにしてください。感電や破損の危険性がありますので、水が引いたからといってエンジンをかけるのは絶対にやめてください。特にハイブリッド車(HV)・電気自動車(EV)は、むやみに触らないようにしてください。
また、通行の妨げになるなどの理由でやむを得ずクルマを移動させなければならない場合は、シフトレバーをニュートラルにし、手で押して移動させるようにしてください。
また、通行の妨げになるなどの理由でやむを得ずクルマを移動させなければならない場合は、シフトレバーをニュートラルにし、手で押して移動させるようにしてください。