【一般道で300箇所以上】栃木県の渋滞多発地点

渋滞とは

渋滞する車(壬生町)
渋滞とは、交通工学的には「交通容量上のボトルネックにその地点の交通容量を超える交通需要が流入しようとするときに、ボトルネックを先頭にしてその上流区間に生じる車両列における交通状態」と定義されています。
要は、ボトルネックとなる箇所を許容量以上の車やバイクが走るとスムーズな流れが妨げられ、その後方からさらに車やバイクが来ることで流れが滞って渋滞が生じます。そのボトルネックの原因は、高速道路ではザグ部(下り勾配から登り勾配の変化する箇所)など、一般道では交通量の多い交差点や大規模ショッピングセンターの駐車場入場待ちなどが挙げられます。

参考:交通・安全学(公益財団法人 国際交通安全学会 2015)

栃木県内・一般道の主要渋滞箇所は321箇所!

渋滞する車(壬生町)

国土交通省関東地方整備局の資料によると、栃木県内の一般道における主要な渋滞発生箇所は321箇所存在し、そのうちの116箇所は「宇都宮市街地エリア」「インターパーク周辺エリア」「小山市街地エリア」の3エリアに集約されています。栃木県は全国第2位の自家用自動車保有台数(1,000人当たり)を誇るなど車への依存度が高く、国道4号や50号などの周辺に人と道路が集中し、工業団地や大型商業施設があるなどの特徴があります。そのため、朝夕の通勤通学時間帯や休日の商業施設周辺などでは渋滞が発生しています。

参考:栃木県の主要渋滞箇所(一般道)(国土交通省関東地方整備局)

渋滞箇所例

みはら歩道橋交差点(宇都宮市)

上蒲生南交差点(上三川町)

西川田本町交差点(宇都宮市)

どんな場所で渋滞が起きるの?

市街地エリア

滝谷町交差点(宇都宮市)
宇都宮市内や小山市内など市街地エリアの道路では渋滞が発生します。交通量が多く、信号交差点が連続し、沿道の多数の施設への車の出入りなどがあることが原因として挙げられます。

【渋滞発生箇所例】
・宇都宮駅周辺などの宇都宮市の市街地エリア
・小山駅周辺などの小山市の市街地エリア  など

市街地への流入部

平出町145番地1付近交差点(宇都宮市)
住宅地域から通勤・通学のために市街地に入ってくる主要な道路では渋滞が発生します。宇都宮市内を例にすると、国道4号、国道123号、国道119号など市内への流入部が限られていることから交通が集中することが原因として挙げられます。

【渋滞発生箇所例】
・平出工業団地付近(宇都宮市)
・安塚街道入口付近(宇都宮市)
・平出交差点周辺(宇都宮市)  など

大型商業施設・工業団地周辺

大型商業施設周辺(壬生町)
大型商業施設や工業団地周辺の道路では渋滞が発生します。休日は大型商業施設への交通集中、平日の朝夕は工業団地への交通集中などが原因として挙げられます。

【渋滞箇所例】
・インターパーク周辺(宇都宮市)
・佐野プレミアム・アウトレット周辺(佐野市)
・おやまゆうえんハーヴェストウォーク周辺(小山市)
・野崎工業団地周辺(大田原市)
・平出工業団地周辺(宇都宮市)  など

都市内交通と通過交通が混ざるエリア

久保田町交差点(足利市)
市内で国道4号と50号交錯する小山市、国道4号が南北に貫いている大田原市・那須塩原市周辺など幹線国道が走るエリアは、都市内を移動する車と長距離を移動する車とが混在することで、特に朝夕の通勤時間帯は交通が集中することによる渋滞が発生しています。

【渋滞箇所例】
・国道50号 駅南4丁目付近(小山市)
・国道4号 三島付近(那須塩原市)
・国道4号 土屋付近(矢板市)  など

渋滞を避ける・防ぐために

渋滞を避けるためのポイントや渋滞を防ぐための実験をご紹介します。
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