このプロジェクトで実現したいこと!
クルマのトラブルに遭われた自動車ユーザーの元へかけつけるJAFロードサービス隊員は、今も昔も私のヒーローです。そんなロードサービス隊員の着用していた制服は、いずれ廃棄という運命を迎えます。しかし、廃棄される制服の中には、部分的にはきれいな状態のものも多くあり、そのまま廃棄されてしまうのはもったいないという想いがありました。
たくさんの思いが詰まった制服を別の形で残し、新しい製品として長く愛用していただきたい―――JAFが廃棄を少しでも減らし、新しい価値生み出すこの取り組みは、JAF職員のみならず、JAFを取り巻く人達とともに環境問題を意識していただくきっかけとなります。
また、このアップサイクル製品を手に取っていただいた方に、JAFの諸活動に興味を持っていただけることを心より願っております。
まだまだ知られていない「アップサイクル」
「アップサイクル」認知度は30.9%、「アップサイクル」に興味のある人65.3% ※
「リサイクル」は広く一般に認知されるようになってきましたが、「アップサイクル」の認知度は約30%とまだまだ低いのが現状。
しかし、「アップサイクル」の意味を知っていただいた方の約65%は興味を示しており、これから急速に浸透が期待されるアクションです。
※資料:(株)オレンジページ調べ
※認知度(意味まで理解+聞いたことがある)
※興味のある人(興味がある+やや興味がある)
アップサイクルとリサイクルの違い
「リサイクル」とは、使われなくなった製品の中から使えるものを取り出し、再び原料・材料として生まれ変わらせ、再利用することです。たとえば、飲み終わったペットボトルを集めて資源化し、衣料などの別の製品に生まれ変わらせるのが「リサイクル」です。
一方で、「アップサイクル」はどうでしょうか。
使われなくなったものの中から再利用する点においては「リサイクル」と共通していますが、最大の特徴は製品の素材をそのまま生かすという点です。
また、「リサイクル」では製品を原料・材料に戻す際にエネルギーを必要としますが、「アップサイクル」では製品の特長を最大限生かすため、「リサイクル」よりもさらなる環境への負荷軽減が期待されます。
廃棄から生まれ変わるJAFの制服
付加価値のある製品へ
新たな製品に生まれ変わるまで
(1)選別・抜取
ロードサービス隊員制服の状態をチェックし、製品に適した制服を抜き取ります。
(2)資金調達
READYFORを通じて“All or Nothing”方式で資金を調達。
プロジェクト成立してはじめて、実行に移すことができます。
(3)製品制作
制作は、トートバッグ専門ブランドでアップサイクル製品を多数生み出しているROOTOTE(ルートート)。
国内の職人の手によって一つ一つ丁寧に製作し、ロードサービス隊員制服に新たな価値を吹き込みます。
(4)お手元へ
生まれ変わった製品は、リターン品としてお届けいたします。
アップサイクル製品のイメージ
高視認性衣服に関するヨーロッパの規格「ISO 20471」に準拠した蛍光色を採用したJAFロードサービス隊員の制服は、私たちにとって特別で大切なオレンジ色です。道路上での視認性を高め、作業現場における、お客様、周囲の通行車両、ロードサービス隊員のさらなる安全確保のために日夜ともに頑張ってきた制服、その特徴ある色や「JAF」ロゴを生かしたデザインとなっています。