バイクの音を楽しむ『名車図鑑』6:Kawasaki Z900RS

Z900RSオーナーのバイクストーリー

「漢(オトコ)、カワサキ」そんな言葉の代名詞ともなったのは、72年に北米市場向けに販売されたZ1(正式名称は900 Super4)というバイクがあってこそだろう。

900㏄並列4気筒DOHCエンジンを搭載し、スポーツネイキッドの先駆けとも言えるこれまでとは一風変わったデザイン。そして何よりその走行性能の高さから、北米を中心に「高性能・大型バイクのカワサキ」としてメーカーを代表する1台となったのである。

その名車Z1のイメージを持つ外観を纏ったZ900RSはそのスタイリングや走行性能の高さから瞬く間に人気車種となり、昨今のネオクラシックブームの中心を担うほど注目される一台となった。Z1の特徴的な形状が再現されているテールカウルやネイキッドらしい幅広なシート、ショートタイプのメガホンタイプマフラーにいまどき珍しいアナログ式の2連メーター。トドメは伝統の"火の玉カラー"の再現など、その流麗なスタイリングはZを名乗るに相応しいデザインに仕上げられている。

往年の空冷エンジンを再現・・・とまではいかなかったが、搭載される948ccの水冷DOHCエンジンは、市街地や日常での使いやすさはもちろん、アクセルをぐいっと回せばスーパースポーツバイクのように高回転までスムーズに吹け上がる。前後17インチのホイールと倒立フォークが生み出すハンドリングは絶品で、ストリートからワインディングまで気持ち良く走る事ができる。見た目こそZ1と瓜二つだが、中身は最新スポーツバイクのそれである。

またクラシカルなビキニカウルやローポジションハンドルを装備したカフェレーサースタイルのZ900RS CAFEという派生モデルもリリースされるなど、その人気はとどまるところを知らない。

先進的デザインで老若男女に人気を博す現代のカワサキではあるが、このZ900RSは往年のファンが待ち焦がれた「漢、カワサキ」の系譜を紡ぐ一台に他ならない。

フルLEDのランプ類

ダブルRの象徴 フロントWディスクブレーキ

ウインカーはもちろん、ヘッドライトからテールランプまで灯火類は全てLED。

ETC標準装備

ダブルRの象徴 フロントWディスクブレーキ

国内仕様はシート下にETC2.0車載器を装備しているので高速道路などの料金所も楽々通過できる。

ステンレス製ショートタイプマフラー

ダブルRの象徴 フロントWディスクブレーキ

カワサキ初となるサウンドチューニングが施された右側1本出しのマフラーはエキパイからサイレンサーまで全てバフ仕上げ。

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ハイレゾとは

ハイレゾとは、ハイレゾリューション(高解像度)のことです。ハイレゾは、CDでは入りきらなかった多くの情報量を持ち、レコーディング現場の空気感や、ライブの臨場感を体感することができます。

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Kawasaki 650-W1スペシャル
Kawasaki Z900RS

エンジン形式:水冷4ストロークDOHC並列4気筒

総排気量:948㎠

全長×全幅×全高:2100mm×865mm×1150mm

車体重量:215kg

最大出力:111ps

最大トルク:10.0kgf・m

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