バイクの音を楽しむ『名車図鑑』14:SUZUKI RGV250ガンマ

RGV250ガンマオーナーのバイクストーリー

「もともとは別のバイクに乗っていたんですが、ある時2ストロークの音を聞くチャンスがあったんです。迫力のある音にすごくドキドキして、2ストに乗りたい!と思いました。現行車にはない魅力を強く感じましたからね。」

現在大学生のオーナーが選んだのは、自分が生まれるよりはるか昔に作られたスズキのガンマ。他にも候補があったが、お世話になっているバイクショップにすすめられたのが大きな理由だったという。

「ガンマはパワーバンドに入ったときの加速感が最高ですね。最近ではバイク屋さんに誘われてサーキットも走り始めました。傷つけたくないから普段は別の外装をつけて走っています。皮ツナギも買って月に1回の頻度で走りに行ってます。サーキットは公道と違って思いっきり走れるから楽しいですね。2ストならではのピーキーでパワフルな加速が堪能できます。」

楽しいバイク生活とは裏腹に、バイト代のほとんどがサーキット走行費用に飛んでいる状態だとか。学生の身分でバイクを維持し楽しむことは容易ではない。だから彼はできる限りの整備やメンテナンスを自分で行い、出費を抑えようと努力している。また、その努力の甲斐あって、今ではいろいろとできることが増えたという。

「自分でできるのは、オイル交換とか簡単な部分だけですけどね。以前ツーリング中にバイクが止まってしまったことがあるので、最近はキャブも自分で整備したりもします。自分のバイクですから、何が原因で不調になっているか分かるようになれたらいいなと思って。そうすれば不安感なく、どこまでも走り続けられるじゃないですか。」

旧車を維持するということは最低限の知識が必須だが、ガンマを手に入れたことによってバイクにまつわる知識がみるみる膨らんでいく。好きこそ物の上手なれとはよく言ったものだ。

独特な形状のミラー

ダブルRの象徴 フロントWディスクブレーキ

80年代を感じる独特な形状のミラーがポイント。こうしたノスタルジックなデザインもオーナーの心をくすぐるのだという。

シートの形状

ダブルRの象徴 フロントWディスクブレーキ

走りを予感させるシートポジションは、ホールド感抜群。リアシートは存在しているが、後ろに人を乗せることはなく、ストイックにサーキットメインで駆けている。

左右2本出しのマフラー

ダブルRの象徴 フロントWディスクブレーキ

オイルが混じった煙は2ストロークならではの味わい。2ストで左右対称のマフラー配置は意外と少なく、そんな部分もオーナーは気に入っている。

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ハイレゾとは

ハイレゾとは、ハイレゾリューション(高解像度)のことです。ハイレゾは、CDでは入りきらなかった多くの情報量を持ち、レコーディング現場の空気感や、ライブの臨場感を体感することができます。

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SUZUKI RGV250ガンマ
SUZUKI RGV250ガンマ

エンジン形式:水冷2ストローク V型2気筒

総排気量:249㎤

全長×全幅×全高:1990mm×695mm×1065mm

車体重量:128kg(乾燥重量)

最大出力:45ps

最大トルク:3.8kg-m

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