ASVの認知度などに関するアンケート調査(2016年2月)

IT技術の進歩により、急速に市場投入されているASVについては、自動車の購入契機の1つになりつつある。ASV技術について、自動車ユーザーの認知度や理解度などの実態調査を行い、今後の普及活動の一助とする。 自動車ユーザーがASV技術に、より興味をもち、より理解された上で、正しく普及されることを目的として、現状の認知度などの調査を実施した。

1.調査概要

調査期間:2016年2月1日~29日
調査対象:全国のすべての自動車ユーザー
調査方式:インターネットによるオンラインアンケート
※JAFホームページのみを活用
有効回答者数:35,614名

2.調査結果

  • (1)「自動ブレーキ」や「ぶつからない車」などの名称を知っている方は81.1%と多くを占めるが機能や効果を知っている方は約半数の50.4%まで下がり、さらに、装置が作動しない場面などの注意点については24.8%の方しか理解していない。
  • (2)先進技術の導入は、「ドライバーの運転操作や判断ミスの防止」に役立つものと思う方が84.5%おり、特に年齢が高くなるにつれて、その傾向が増加する。なお、若年層ほど「ドライバーの運転疲労の軽減」につながると思う傾向にある。
  • (3)先進技術に関する興味に関しては、9割近くの方がASVの内容を知りたいと回答しており、ほとんどの方が興味を示している。なお、関心の度合いとしては、10代が最も強い興味を示しているが、年齢が高くなるにつれて、その傾向が減少する。したがって、前述2のように、先進技術が役立つ(効果のある)ものと理解はするものの、年齢が高くなるにつれて強い興味は抱いていないという傾向にある。
  • (4)ASV搭載車両の購入意欲については、購入したいという方が31.0%いるものの、試乗してからという方が約半数の53.1%おり、興味はあるものの、購入する前に一度体験してから考えたいとする慎重な傾向がうかがえる。特に女性は慎重に購入を考える方が多い。
  • (5)ASV搭載車両を購入する際には、価格も機能も重視したいという方が64.4%いるが、価格を重視して、機能を絞り込んで購入したい方が29.6%いることを考え合わせると購入の際には、価格がキーポイントとなる。
  • (6)「自動ブレーキ」や「ぶつからない車」をどのような装置かという問いに関しては、正しく理解(「衝突の危険がある時に、音や警告灯でその危険を促すとともに、車が自動的にブレーキをかけて衝突を回避またが被害を軽減する装置」)をされている方が54.6%いるものの、一方誤った理解(「前方の車や障害物などに対し、車が自動的にブレーキをかけて停止してくれる装置」や「車が発進する際や走行中に、アクセルやブレーキの踏み間違いの操作ミスを防ぐための装置」など)をしている方が45.2%おり、装置の正しい理解についてはCMなどの情報によるイメージが先行している可能性がうかがえる。特に、10代の若年層や80代など、さらには運転頻度の少ない方ほど「車が自動的にブレーキをかけて停止してくれる装置」と認識している傾向があり、十分な理解がされているとはいえない。
  • (7)ASV車両を購入したくない理由として、59.3%の方が「機械に任せると危険」と考えており先進安全技術への正しい理解の向上が課題である。また、ASV技術の普及により「運転する楽しさが奪われてしまう」ことを懸念する方が34.5%、また、「運転技術が衰える」と考える方が29.6%、「装置自体が高価」と思う方が27.3%おり、ASV車両購入の際の障害要因となっている。