[Q] 盗難を抑止するイモビライザーとはどんな装備ですか?

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[A]キーに内蔵されているIDをクルマが認識して、エンジンを始動するシステムです。

  • クルマ側とキー側の電子的な照合で、不正キーでの進入や始動を防ぐ。
  • キーのIDは暗号化技術を使った膨大な組み合わせで、複製は不可能
  • 不正キーによる開錠の際、アラームなどの警告を行うタイプも増加。

イモビライザーとは、簡単に言えば「電子的なキーによる照合」によって、不正なキー(不正に作られた合鍵など)による侵入やエンジン始動を防ぐことにあります。

従来のキーは、キーシリンダー(エンジンスターター・キーの差込口)内にある物理的な噛み合わせによって、正しいかどうかを判断していました。そのため複製のキーがあれば車内に侵入することも、エンジンを始動することも可能でした。

これに対してイモビライザーは、キー側とクルマ側で電子的な照合が行われるため、キーに内蔵されている正しいIDをクルマのコンピューターが認識しなければ、エンジンを始動できません。つまり、たとえ犯罪者が複製(物理的形状にコピー)したキーで車内に侵入できたとしても、そのキーを使ってエンジンをかけて走り出すことはできない、というわけです。キーのIDは暗号化技術を使った膨大な組み合わせによるもので、現在、複製は不可能とされています。

最近のイモビライザーには、不正キーによる開錠が行われた際、フラッシュやアラームによる警告機能を持ち合わせているタイプも増えています。イモビライザーはこれまでおもに輸入車に多く装備されてきましたが、近年では国産車でも高額モデルやスポーツモデルを中心に普及してきています。

(出典:本田技研工業株式会社)

2013年03月現在

 

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