[Q] 燃料残量警告灯が点いてから、どれくらい走れるの?

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[A]車種や運転方法、走行環境によって点灯後に走れる距離は異なるため、正確にはわかりません。

  • 燃料残量警告灯点灯後に走れる距離は、車種や運転方法、走行環境によって異なる。
  • 高速道路は、早めの給油でガス欠を回避すること。
  • 燃料残量と平均燃費から割り出す航続可能距離は、あくまでも目安にする。

警告灯点灯後の正確な走行可能距離はわかりません

燃料残量警告灯が点灯した場合、点灯後に走れる距離は車種によって異なるため、正確にはわかりません。またクルマは走行環境によって燃費が変わります。とくに高速道路走行時は、乗車人数、渋滞の有無、エアコン使用、走行速度、タイヤの空気圧など使用状況によって燃費が大きく変わります。高速道路上のGS(ガソリンスタンド)の空白区間(GS間の距離が100km以上)は、全国で36区間存在しています(2020年2月 国土交通省調べ)。高速道路走行中に燃料残量警告灯が点灯したとき、一般道路の感覚で油断するとガス欠の危険性が高まります。燃料の残量に不安がある場合は、もしもの事態を想定してすぐに路肩に移れるように速度を抑えて左側の車線を走行しましょう。また燃料計は目安として活用し、早めの給油を心掛けましょう。なお高速道路上でガス欠が原因で停車した場合、道路交通法(第75条の10)違反で罰則を受ける可能性があります。

なぜ、警告灯が点いたり消えたりするの?

燃料がどれくらい残っているかは、燃料タンク内に備えられたフロート(浮き球のようなもの)が上下することで計測し表示するのが一般的です。しかし、タンク内の液面の上下動を計測しているので、走行中にタンク内の燃料が波打っただけで表示は変わってきます。そのため、上り坂で燃料残量警告灯が点灯したにもかかわらず、下り坂では消灯するといった現象が発生します。
また、残りの燃料でどれくらい走れるかを表示する航続可能距離を表示できるクルマがありますが、航続可能距離は燃料残量と平均燃費で計算される距離なので、前述のとおり状況によって変わります。あくまでも目安として考えましょう。

2022年05月現在

 

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