[Q] 晴天下(炎天下)のクルマの室内はどのくらい温度が高くなりますか? 春編

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[A]直射日光にさらされるダッシュボード上面では70℃以上、フロントガラス付近でも60℃近くまで上昇することがあるので注意が必要です。

  • 外気温20℃前後の春先でも、車内温度が50℃近くになる場合がある。
  • 脱水症状や熱中症の恐れがあり、短時間でも子供を車内に放置しない。
  • チャイルドシートの金具でのやけど、缶入り炭酸飲料の放置にも注意。

春でも車内温度はそんなに上がるの?

春先の気候は日差しがそれほど強くなく穏やかな日が多く、日中の最高気温は10時頃から日没まで高くても20℃を少し上回る程度の外気温です。しかし、JAFによるユーザーテストでは、そうした過ごしやすい環境であっても、窓を閉め切った車内の温度は日の出とともに上昇を続け、最高気温を記録する14時頃の車内温度は50℃近くまで上昇することが分かりました。空気の循環がない車内では日光で温められた空気が滞まり続け、思った以上に温度が上がります。さらに直射日光にさらされるダッシュボード上面では70℃以上、フロントガラス付近でも60℃近くまで上昇することがあるので注意が必要です。

少しの間なら車内に子供を残しても大丈夫ですか?

外気温にかかわらず、車内に子供を放置するのは危険です。防犯上の問題や、短時間であっても子供の身体に深刻なダメージを与えてしまうことがあるので、車内で子供を1人にしないようにしましょう。春先でも車内は50℃近くになることもあるため、脱水症状や熱中症を招く恐れがあり、最悪の場合、死亡事故にもつながりかねません。またダッシュボード上面やチャイルドシートの金具等は70℃以上の高温となる場合があり、やけどなどに気を付ける必要があります。また、缶入り炭酸飲料やスプレー缶などを放置しておくと熱で膨張し、破裂する危険があります。車内には放置しないようにしましょう。

2015年06月現在

 

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