[Q] 運転席に座って行える日常点検とは?

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[A]運転席に座って行う日常点検は、運転時に常に行っている操作に対するクルマの反応を確認することが目的です。

  • エンジンのかかり具合を確認し、アイドリング時の異音に注意を払う。
  • ブレーキペダルは床板との踏みしろの適正距離、踏み応えをチェック。
  • 暖気後の走行で加速・減速の調子、ブレーキ操作などを点検する。

運転席に座って行う日常点検は、運転時に常に行っている操作に対するクルマの反応を確認することが目的です。これらは日常的に行っている操作のため、少しずつ状態が変わっていった場合、その変化に気付かないこともあります。新車時や定期点検直後との動きの違いを意識して確認する必要があります。
点検方法は、まず、エンジンのかかり具合を確認します。静かな場所で、エンジンをかけてみます。スムーズに始動するか、アイドリング状態で異音がしないかを点検しましょう。
続いて、ブレーキペダルのタッチを確認します。ペダルを踏み込んだとき、床板との踏みしろが適正かどうかを確認し、踏み応えがフワフワしていないか、異音がしないかも意識して操作してみましょう。そして、パーキングブレーキレバーを完全に解除した状態から引き上げ、いつもと同じ位置まで引けるか、引きしろが多すぎたり、少なすぎたりしないかをチェックします。
ウインドウウオッシャー液の噴射の向きや高さが適正かも確認します。その後、ワイパーを作動させ、低速および高速の各作動で不良がないか、ウオッシャー液をきれいに拭き取れるかを点検します。
最後にエンジンを暖機させた状態でクルマを発進させ、スムーズに動き出すことができるか、加速するかを確認します。アクセルペダルに引っかかりがないかを確認しつつ、ブレーキペダルを踏み、きちんと減速できるかなどを点検しておきましょう。これらに不具合や違和感があった場合、早急に整備工場に相談するようにしましょう。

運転席に座って行う点検方法

エンジンのかかり具合および異音 実際にエンジンをかけてみて、スムーズに始動する、アイドリング状態で異音がしないか
ブレーキペダルの踏みしろおよびブレーキの効き ブレーキペダルを踏み込み、床板との踏みしろが適正か、フワフワしていないか、異音がしないか
パーキングブレーキレバーの引きしろ パーキングブレーキレバーを引き、引きしろが多すぎない、少なくないか
ウインドウウオッシャーの噴射状態 ウインドウウオッシャーの噴射状態や高さは適正か
ワイパーの拭き取りの状態 ワイパー自体の動きに不良がないか、拭き残しがないか
エンジンの低速および加速の状態 スムーズに発進できるか、アクセルの操作通りに加速するか、ブレーキの効きは正常か

エンジンのかかり具合・異音

ブレーキの踏みしろ・効き

パーキングブレーキの引きしろ

ウオッシャー液の噴射状態

ワイパーの拭き取りの状態

低速および加速の状態

2013年03月現在

 

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