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[A]錆を防止するには日常的なメンテナンスが欠かせません。潮風や雪道を走った後は、できるだけ早く洗車してボディに付着した塩分を落とすことが大切です。

- 最近の車は錆にくいが、飛び石などを受けるアンダーボディは弱い。
- 海岸部や雪道走行後は早めに洗車し、付着した塩分を丁寧に落とす。
- 春先にスチームで徹底洗浄と傷補修を行い、露天駐車場の保管は注意。
最近のクルマは格段に防錆性能が向上しています。また、使用するボディ鋼板には、錆に強い防錆鋼板を使用しているため、塗装面にキズや剥がれがないかぎり、錆が発生する可能性は極めて低くなっています。最近では塗装保証だけでなく錆によるボディの穴あき保証を設けている自動車メーカーもあるほどです。
それでも金属である以上腐食は避けられません。常に飛び石や水跳ねにさらされているアンダーボディは錆に対して弱い部分といえます。特に潮風が吹く海岸沿いで使用する場合には注意が必要です。塩分測定器を使ったデータによると、海岸線近くに駐車場を持つクルマからは65%~76%、直接潮風にさらされたクルマからは、実に78%という「塩分」が検出されました。融雪剤がまかれた雪道もボディに塩分が付着して錆の原因になります。
錆を防止するには日常的なメンテナンスが欠かせません。潮風や雪道を走った後は、できるだけ早く洗車してボディに付着した塩分を落とすことが大切です。高圧水を利用して下回りやボディの隙間までしっかり洗い流します。冬の間、融雪剤の中を走り回ることになる雪国では、普段は水で洗い流す程度にして、春に徹底したスチーム洗浄をするのがいいでしょう。塗装のキズや剥がれを発見したら、タッチアップペイントなどを利用して錆が進行する前にリペアすることが大切です。
そのほか保管場所にも気を配りましょう。露天の駐車場はクルマのボディにとっては劣悪な環境です。屋根のある駐車場や風雨を避ける対策を講じましょう。

2013年03月現在