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[A]セダンなど比較的車高が低いクルマに比べて横風の影響を受けやすいため、注意が必要です。

- セダンなどより車高や重心位置が高いSUV・ミニバンは、横風の影響を受けやすい。
- トンネル出口や橋の上など、強い横風が予想される道路は慎重に運転する。
- SUVやミニバンは人や荷物を多く載せられる一方、操縦安定性を悪化させる過積載に注意する。
SUVはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略で、遊びや娯楽用の乗り物という意味です。アクティブな外観をしているのが特徴です。一方のミニバンは、多人数乗車での移動を目的にしています。今やステーションワゴン、セダン、スポーティカーなどクルマのジャンルも豊富です。そのなかでも、SUVやミニバンは、レジャーだけでなく通勤や仕事にも兼用できることや、ユーザーのライフスタイルの多様化によって人気を集めています。
SUVの場合は大きなタイヤを装着する関係で、またミニバンは座席を多く搭載するため車室内を大きくする関係で、それぞれ車高が高くなりがちです。どんなクルマでも横風には影響を受けやすいものですが、中でもSUVやミニバンは、セダンなどの比較的車高が低いクルマに比べると、車高や重心位置が高いことが多く、車体側面も大きくなりがちです。こうした形状の場合は、やはり横風の影響をより受けやすいといえます。
高速道路を走行中に突然強い横風に吹かれると、グラッと横に流されて、ヒヤリとすることがあります。SUVやミニバンを運転する場合は、湾岸などの吹きさらしの道路やトンネルの出口、切り通しの切れ目、橋の上といった場所ではより慎重に運転するとよいでしょう。また、車体重心位置が高いクルマは、コーナリングの際に大きくロールする(車体が横に傾く)ことも知っておきましょう。
加えて、SUVやミニバンは人や荷物を多く載せられる仕様の場合が多いので、過積載にならないよう注意しなければなりません。過積載状態ではクルマの後側が極端に沈みこみ、反対に前側が浮くため、操縦安定性が悪くなります。なお、積載できる荷物の目安は取扱説明書に記載されています。
2022年04月現在