{7530772D-B553-45D4-AAE5-31C279C9C8CF}

[A]エンジンオイルが果たす役割のうち、もっとも知られているのが潤滑作用です。

- エンジン内にある、金属同士の摩擦を軽減する潤滑作用が主な役割。
- ピストンとシリンダー間の気密性、爆発の拭けを防ぐ密閉作用も重要。
- エンジンの冷却、洗浄、防錆、腐食防止など、さまざまな効果がある。
エンジンオイルが果たす役割のうち、もっとも知られているのが潤滑作用です。エンジンは多くの金属部品から構成されています。それらが組み合わされ、それぞれが回転運動や往復運動を絶えず繰り返すことで、クルマを動かす力を発生させています。しかし、金属同士が直接触れてしまっているのでは、摩擦によってスムーズな動きができません。そこで、摩擦を軽減する役目を担っているのがエンジンオイルなのです。オイルを介することで、エンジンは滑らかな動きを実現しています。
また、これ以外にもエンジンオイルはさまざまな役目を持っています。ピストンリングとシリンダーの間の気密を保ち、爆発や圧縮ガスの吹き抜けを防ぐ密閉作用。エンジンから発生した熱を吸収することで、必要以上の加熱を防ぎ、その熱を放散する冷却作用。エンジン内部に発生するスラッジや煤などを取り払い、包み込む洗浄作用。金属の表面に膜を作り、水分等が直接触れないようにしてサビの発生を防ぐ防錆作用。劣化して酸性化したオイルを中和し、腐食を防ぐ作用などです。このようにエンジンオイルは見えないところで、重要な役割を担っているのです。

2013年03月現在