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[A]自動車の保険には加入が義務付けられている自賠責保険と、自賠責保険でカバーしきれない補償を行う任意保険があります。

- 自賠責保険は、強制加入が義務付けられている国が定めた保険制度。
- 自賠責保険の限度額を超える賠償金の発生に備えるのが任意保険。
- 任意保険では、必要に応じてリスク要因を選べる一方、保険会社の保険内容を比較することが大切。
自動車の保険には「自動車損害賠償保障法」によって加入が義務付けられている自動車損害賠償責任保険(自賠責保険=強制保険とも呼ばれています)と、任意に加入する自動車保険(任意保険)があります。
自賠責保険は「交通事故の被害者が泣き寝入りすることなく、最低限の補償を受けられるように」と国が定めた保険制度です。加害者の支払い能力により被害者が補償されたり、されなかったりする事態が起こらないように強制加入が義務付けられており、加入していないクルマは運行できません。
任意保険は、事故被害者の方が亡くなった場合や、後遺障害が残ってしまった場合など、自賠責保険の限度額をはるかに超える賠償金が必要な場合の事故に備えるためにあります。補償内容は対人、対物、人身傷害補償、搭乗者傷害、車両補償などの種類があって、改正保険業法の施行以降は、必要に応じてリスク要因を選べる、“リスク細分型自動車保険”などといった合理的な保険体系が保険会社各社に広く定着してきています。
保険業法施行規則によれば、年齢、性別、運転歴、車種、使用目的、所有台数、地域、使用状況等のリスク要因内において保険料に差をつけて良いことになっています。保険会社にリスクが高いと判断された年齢や車種等よっては、保険料が高額になる場合もあります。任意保険を選ぶ場合は、保険会社の保険内容を比較するとよいでしょう。
2022年04月現在