{64F3DF0A-E40B-4267-A52C-885FE311ED73}

[A]速度を控え、十分な車間距離をおいた運転を心がけましょう。

- 雨天時夜間の人対車両事故の多くは、人や自転車の発見の遅れが原因。
- 歩行者や横断歩道、停止線などを見えづらくする光の乱反射に要注意。
- ワイパーの作動確認や油膜除去など、良好な視界確保を心がける。
雨天時の事故でもっとも多い形態はスリップ事故ですが、夜間はさらに視界が悪くなることから、昼間よりも事故の発生確率が高まります。事故類型別で見ると、人対車両の事故件数における約90%で、歩行者や自転車利用者の発見や遅れが何らかの事故原因となっていることがわかりました。
雨天時、特に夜間は、降雨の状況によって「顕在危険(目に見える危険)」に加えて「潜在危険(目に見えない危険)」の度合が高くなります。顕在危険と潜在危険を認識して危険を予測し、速度を控え、十分な車間距離をおいた運転を心がけましょう。

対向車と自車のヘッドライトが重なる部分で、お互いの光が反射し合い、その間にいる歩行者等が見えなくなってしまうグレア(蒸発)現象にも注意が必要です。雨天時には、路面の雨水にライトの光が乱反射し、センターラインや停止線、横断歩道といった道路標示が見えなくなることがありますが、これも同じグレア現象です。この現象が起こると、ドライバーは自分の車線を確認することに気をとられ、歩行者などの発見が遅れてしまうことがあります。信号機のない交差点や横断歩道などでは特に注意が必要です。
雨天時の運転に備え、日ごろから車両の点検・整備しておくことも大切です。ワイパーの作動状態を確認するとともに、ガラスの油膜を拭き取るなど、良好な視界を確保しておくことが欠かせません。
これに雨の日特有の窓ガラスの曇りやワイパーの拭き残しなどが加わると、さらに条件は悪化してしまいます。
2014年09月現在