大型連休、長時間のドライブで車内の二酸化炭素濃度上昇に注意

お知らせ 神奈川

2022年05月02日

ゴールデンウィークでは、自動車でお出かけの方も多いのではないでしょうか。神奈川県内には大和トンネル付近など、渋滞ポイントがいくつか存在しており、中日本高速道路株式会社によれば昨年のゴールデンウィークには海老名SA付近で、交通集中による約25㎞の渋滞が発生しています(※)。また東名高速道路秦野中井~大井松田区間は、全国でもトップクラスの交通量を誇る高速道路として知られています。大型連休中のドライブは長時間になりがちですが、そんな長時間のドライブで注意すべきポイントの一つとして車内の二酸化炭素濃度があります。

(※:ゴールデンウィーク期間における高速道路の交通状況(速報)【中日本版】 [2021年4月28日(水)~5月5日(水):8日間])

車内の二酸化炭素濃度が高くなるとこんな悪影響が

長時間運転していると「何だか疲れたなぁ」と感じることはありませんか? それは運転による疲れだけでなく、二酸化炭素濃度が高くなっているせいかもしれません。
「換気の悪い密閉空間」のCO₂濃度基準値は1,000ppm(※)とされていますが、CO₂の濃度が3,000ppmを超えると
①疲労感の増加や注意力の低下
②眠気や頭痛の発生の恐れ
といった悪影響があり、注意力の低下や疲労感、眠気からくる居眠り運転の危険性が高まってしまいます。

※参考:厚生労働省『冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法 』

内気循環と外気導入の二酸化炭素濃度計測実験

新型コロナウイルスの影響によりこまめな換気が求められていますが、車内の換気も重要であることをご存じですか?
JAFでは内気循環と外気導入をそれぞれ使用した際の車内の二酸化炭素濃度の数値を実験しました。

※実験環境
・エアコンは「オート」26℃に設定・それぞれ4名乗車・市街地、高速道路を各60分走行
高速道路

内気循環では二酸化炭素濃度が最大4520ppmとなりました。

市街地

内気循環では車内の二酸化炭素濃度が最大で6770ppmとなり、外気導入の約5.5倍に。

このように内気循環では、時間が経つにつれて車内の二酸化炭素濃度が非常に高くなっていることが分かります。一方外気導入では、高速道路のトンネル内では排ガスの影響などから一時的に数値が高くなる場面がありましたが、車内の二酸化炭素濃度が1000ppm周辺で推移していることが分かります。

1時間に1回は車内換気を

外気導入によって車内の二酸化炭素濃度が下がることが分かりました。長距離ドライブでは車内の二酸化炭素濃度上昇によって、体調不良やそれに起因する事故の可能性が高まります。二酸化炭素は目に見えないため、症状が出始めるまで車内の濃度が高まっていることに気づけません。少しでも安全にドライブをするために、早めの換気を心掛け最低でも1時間に1回は換気をしましょう。