JAF広島支部×広島電鉄 事故防止に向け活動中!

お知らせ 広島

2022年07月04日

更新日:2023年1月12日

路面電車に対するアンケート調査の結果を公開しました

JAF広島支部は、広島電鉄株式会社(以下、広島電鉄)と協力し、クルマと路面電車の交通事故を減らし、安心安全な道路交通の実現を目指し活動を実施しています。

JAF広島支部と広島電鉄が、自動車ユーザーに路面電車に対するアンケートを実施したところ、約4人に1人がクルマを運転している際に路面電車と接触しそうになった等の「ヒヤッ」とした経験があると回答しました。
アンケート結果はこちら

広島市内を中心に、市民の足となり、観光客の移動手段ともなっている広島電鉄の路面電車(市内線)では、クルマとの接触事故が後を絶ちません。
JAF広島支部のもとへ、広島市内を運転するドライバーから、
「路面電車と接触しそうになった」
「ヒヤッとしたことがある」
などに加えて、クルマで路面電車の側や軌道敷内を通行する際に気を付けるべき交通ルールがわからないという声が寄せられています。

また、広島電鉄では、「これまでもクルマとの接触事故を減らすため、運転士への社内教育等を通じて、特に右折車の動向に留意するなど、接触事故の防止に取り組んでまいりましたが、さらなる事故防止のためには、広く自動車ユーザーの方々にも路面電車の特性等を知っていただきたい」との思いがありました。


JAFの活動内容

クルマと路面電車の交通事故を減らすために

そこで、このたび交通安全を推進しているJAF広島支部と広島電鉄がタッグを組み、路面電車の特性や交通事故の実態、交通ルールなどを自動車ユーザーに浸透させることで、クルマと路面電車の交通事故減少を目指すこととなりました。

【取組予定】
アンケート結果を踏まえた交通安全イベントや講習会の開催
リーフレット、WEBでの注意喚起
啓発ステッカーの配布
地方メディアや交通安全推進団体との連携

【実施中】
・「自動車ユーザーの路面電車に対するアンケート」結果公開

その他の啓発活動においても、広島電鉄とJAF広島支部が相互に協力してまいります。

JAF広島支部では、今後も安全な交通環境の実現に向けて活動を実施してまいります。

ドアミラーに映る路面電車

路面電車の側を走行するクルマ

ドライバーの目線

自動車ユーザーの路面電車に対するアンケート調査

JAF広島支部は、広島電鉄株式会社(以下、広島電鉄)と協力し、クルマと路面電車の交通事故を減らし、安心安全な道路交通の実現を目指し活動しています。
市民やドライバーの皆さま視点のご意見やご要望を集め、その結果を踏まえた取り組みを実施するために、インターネットとイベント開催時にアンケート用紙を記入していただき、自動車ユーザーの方々に「自動車ユーザーの路面電車に対するアンケート」を行いました。

「自動車ユーザーの路面電車に対するアンケート」の受付は終了しました。アンケートにご協力いただきありがとうございました。

2022年7月30日開催 「交通安全フェア(JAF広島×広島電鉄)」

2022年11月23日開催 「ひろでんの日2022」

あなたはクルマを運転中に、路面電車と接触する恐れがある等「ヒヤッ」とした経験はありますか?

  回答数  比率 
ある  95 28.5%
ない 238 71.5% 
合計 333 100% 

「ヒヤッ」としたことがあると回答したのは28.5%で、約4人に1人が路面電車と接触しそうになった等の経験があることがわかりました。
「ヒヤッ」としたことがある方の多くは「右折時に軌道敷内で止まってしまった」「右折する際に右後方から来る路面電車に気づかなかった」等、右折時の停止位置や安全確認に関わる内容でした。
また、免許取得後すぐや他県出身者、普段路面電車の近くを走りなれていない等、知識不足や不慣れな状態で走行し「ヒヤッ」としたとの回答もありました。

あなたは路面電車の軌道がある道路をクルマで走行する際の路面電車に関する交通ルールを知っていますか?

  回答数  比率 
知っている 175  52.6% 
なんとなく知っている 128 38.4%
知らない 238 9.0% 
合計 333 100% 

路面電車の軌道がある道路をクルマで走行する際の路面電車に関する交通ルールを知っていると回答した方が52.6%で、なんとなく知っていると回答した方が38.4%、知らないと回答した方が9.0%でした。
「なんとなく知っている」「知らない」の回答が47.4%、約半数であることから、路面電車に関する交通ルールの周知が必要だと考えます。

あなたは路面電車の軌道がある道路をクルマで走行する際に気をつけていることはありますか?

回答として多かったのは
「なるべく軌道敷内に入らない、停止しない」
「電車が接近していないか広報を確認する」
「そもそも路面電車の軌道敷に近づかない、軌道敷がある道路を通らない」でした。

上記以外では、「停留所付近での歩行者の往来に注意する」「右折をする際は信号がある交差点を選択する」などの回答がありました。

どうすれば、クルマと路面電車の事故を減らすことができると思いますか?

クルマと路面電車の事故を減らすために
・信号機(矢印式信号機)を設置する
・わかりやすい標識を設置する
・停止線を設置する
という意見が多くあげられました。

その他の意見としては、
「路面電車が接近したらLEDが点灯する看板等でクルマに知らせる」
「路面電車とクルマの走行場所を完全に分ける」
「免許更新時にテストを実施する」
「路面電車に関する交通ルールをSNSやYouTubeで発信して周知する」等がありました。

走行時の安全確認

右折時 右後方の路面電車に注意してください!

クルマと路面電車の接触事故が起きています。
2021年度は路面電車と自動車等(二輪車、歩行者含む)の交通事故は39件、
そのうち自動車の右後方の不確認による事故は29件発生しています。

路面電車と並走しながら軌道敷を右折で通過するときには、右後方から路面電車が接近していないか、バックミラーだけではなく、「ご自分の目」で確認してください。
また、右折待ちの際には、軌道敷の「」でお待ちください。

クルマは急に止まれない 路面電車はもっと止まれない!

路面電車は急ブレーキをかけてから止まるまでの距離がクルマに比べて長く、軌道敷を走行しているため、障害物を避けて進むことができません。
軌道敷を通過する際には、周囲に路面電車がいないか、ミラーの確認と合わせて目視確認をしてください。

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