埼玉考⑧「三県境」(加須市)

お知らせ 埼玉

2021年11月12日

全国でここだけ。またげる三県境

世の中にはさまざまな「境」が存在します。
外国に行くためには「国境」を超える必要がありますし、
普段の買い物で「市町村境」を超えて隣町のスーパーに行くこともありますよね。
また、読者の皆さまの中には「都道府県境」を超えて通勤・通学されている方もいらっしゃるかもしれません。

さて、今回ご紹介するのはズバリ「またげる三県境」です!埼玉県・栃木県・群馬県が隣接しています。

行きやすい三県境

二つの都道府県の境は全国に数えきれないほどあります。
その境目は山の中だったり川の中だったり、橋の上に県境のラインが引いてあることもあります。
埼玉県和光市と東京都練馬区のように、徒歩で簡単に行き来できるものもたくさんあります。
では、三つの都道府県の境(三県境)はどうでしょうか?
地図で調べると三県境も複数見つかります…が、
多くは山の中で、到達が難しいものがほとんどなのがわかります。

では、埼玉県と栃木県、そして群馬県が一堂に会する三県境へのアクセスはどうか?
なんとクルマで行けます。そして駅から近いので徒歩でも行けます。
日本一アクセスしやすい三県境ではないでしょうか。

県境の入り組むエリアへ

さて、そんな三県境があるのは埼玉県加須市のなかの、旧北川辺町にあたるエリアです。
ここは利根川の右岸にあたり、地図で見ると飛び地のようになっています。
さらに埼玉県の大半は市外局番が04始まりですが、ここ北川辺は02始まりです。


三県境の近くを走るのは埼玉県道9号線。実はこの道路、
この周辺だけで埼玉・群馬・栃木・茨城の四県を貫くというもの。そう、実は茨城県も近いんです。
取材の際はこの県道9号線を利用しましたが、県境の標識が立て続けに現れて圧巻でした。
ラジオも4県のもの+コミュニティFMが受信できるので、
自分がいま何県にいるか一瞬わからなくなります。

目に見える県境たち

三県境は田んぼの中にあります。


田んぼの中の細い水路を境に、埼玉・群馬・栃木が隣り合っています。
手書きの県名プレートが良い味出してます。前屈すれば三県を両手足でまたげます。
一見、水路が三叉路になっているだけのように見えますが、よく見ると水路の交差点の中央に境界が立っています。




バッチリ三県境です。これほどアクセスが容易な三県境はここだけなのではないでしょうか。
ちなみに先ほどの三叉路の近くにはスタンプ台もあり、来訪記念のスタンプがゲットできます。
※現在設置されている境界は写真と異なります。

埼・群・栃・茨が一堂に会するエリア

三県を一度に訪問できる+四県目も近い…こんな場所が私たちの身近にあります。
ドライバーの皆さまのなかには普段、カーナビなどで県境のアナウンスがあると、
「自分の県に戻ってきた」「もうここまできた」
と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
三県境はそれが立て続けに起こるので、新鮮な感覚です。

埼玉県は紅葉の季節真っ只中。
県外から埼玉にお越しになる方は、ぜひ県境に注目してみてください。
県内の紅葉スポットにお出かけの方は、市町村境が入り組んだ場所を探してみると、
新たな発見があるかもしれません。

先日、暦の上では立冬を迎えました。
日没時間が日に日に早まる時期です。早めのライトオンを心がけ、
安全運転で冬をお迎えください。