【福岡ロードサービスだより】どちらが凍った路面かわかりますか?ブラックアイスバーンの危険について

お知らせ 福岡

2019年10月01日

福岡でも要注意!! ブラックアイスバーンの危険について

2022年11月21日更新

冬の寒い日。 滑らないように気を付けるのは、下の写真のような「路面が白く凍っている時」だけではないのです。

氷盤路

 

以前、福岡のお隣、佐賀県内でスリップ事故や追突事故が100件以上発生したことがあります。
気象台によると当時、佐賀県西部は断続的に雨が降っていて、最低気温は氷点下を記録し路面が凍結していたおそれがあるということです。

路面が凍結していたなら、ドライバーは何か対策ができたのではないか?


と思いませんか?
ところが、凍結していたとしても必ずしもドライバーが気付けるとは限らないのです。

どちらが凍った路面かわかりますか?


ウェット路面
(濡れているだけで凍っていない)

ブラックアイスバーン路面

ブラックアイスバーンとは、雪のない路面に薄い氷が張っている状態の凍結路面です。

下のアスファルトが透けて黒っぽく見えるため、単に濡れた路面と思って油断してしまいとても危険です。
上の写真を見ても、濡れた路面とブラックアイスバーンが発生している路面を見分けるのは、とても難しい事がわかると思います。

福岡でも福岡都市高速のように海の上を高架橋が走っている場所や、山間部のように太陽が当たらない場所は、周囲よりも気温が低くなっているので、ブラックアイスバーンが発生しやすい場所と言えます。

路面が白く凍っているのであれば注意すると思いますが、ブラックアイスバーンは一見路面が濡れているだけのように見えるので、ドライバーも普段と変わらない運転を行い、結果事故につながってしまいかねません。

そこで、気を付けてほしいことをまとめました。

ココに気を付けて!ブラックアイスバーン

 
これもブラックアイスバーンが発生している路面です。
 
★雪・雨・氷のない晴れた日も、気温が氷点下に近い日は気を付けましょう。
降雪や降雨がなくても寒気団接近の予報が出ていたり、水道管の凍結が危惧される予報が出ていたりする時は、気を付けましょう。
また、前日降った雨があがった後の冷え込んだ朝は特に注意してください。路面が濡れている場所ではブラックアイスバーンが発生している可能性があります。
濡れた路面ではスピードを控え、特にカーブの手前ではスピードを落として注意して走行しましょう。

★急ハンドル・急ブレーキなど"急"のつく運転は控えましょう。
スピンして大事故につながる可能性があります。
ブラックアイスバーンにタイヤが取られてしまっても、落ち着いてゆっくり速度を落とすようにしましょう。

「福岡は雪が積もることはめったにないから」と油断せず、冬の危険は常に隣り合わせにあると肝に銘じて、寒い日も運転に気を付けてくださいね★★★

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