落雷!車に影響はあるのか?【雷・落雷にご注意を!】

落雷!車に影響はあるのか?【雷・落雷にご注意を!】

お知らせ 静岡

2019年09月19日

雷・落雷の実験を行った「日本工業大学」の高圧放電研究センター

人工雷の電圧は140万ボルトに設定。自然の雷・落雷は1億ボルトともいわれます。

自然災害の一つに落雷があります.

静岡県磐田市では、過去に落雷が原因とみられるで工場火災が起きています。

どこに落ちるのかわからない雷ですが、

私たちクルマのドライバーは、クルマと雷の素朴な疑問として

・雷はクルマにも落ちるの?人は乗っていても大丈夫?
・雷の時はクルマの中とクルマの外ではどちらが安全?
・もし雷がクルマに落ちたら、クルマの電子機器は大丈夫?
などの素朴な疑問があります。
そこでJAFは以前人工的にクルマに雷を落とし、クルマや車内外の人に対してどのような影響があるのかテストしてみました。

日本工業大学 超高圧放電研究センター

自然の雷と比較すると、今回の人工雷の実験は140万ボルトと規模は小さいが、直撃を受けると命にかかわります。

【疑問1】雷はクルマにも落ちるの?人は乗っていても大丈夫?

雷が車に落ちる可能性はあります。

では、その時に人が乗っていても大丈夫でしょうか?

クルマに落ちた雷はボディなどの金属部を通り、タイヤを伝い地面に流れます。クルマのような金属の枠の中には電気は入り込まないので、人に対しては車内では落雷の影響はないようです。

雷がクルマのボデーやアンテナに落ち、タイヤから地面に落ちる様子

実際に車内に乗り込み、落雷を体験してみたところ、雷が落ちると周囲が青白く光るが、外から見ているのとは違って落雷の音は小さく、もちろんビリビリと感電するようなこともありませんでした。

【疑問2】雷・落雷の時はクルマの中とクルマの外ではどちらが安全?

クルマの横に人形を立たせて人工雷を落とすと、人工雷はクルマには落ちずにマネキンの頭部を直撃しました。

雷はクルマではなくマネキンの頭部を直撃した瞬間

雷は電気を通しやすいところより高いところに落ちました。
雷が鳴りだしたからといって、慌ててクルマから逃げるのはかえって危険です。
雷が鳴っていたら、車内で待機している方が安全です。

ただし、テストに協力してくれた日本工業大学の佐伯正盛教授によれば、屋根が鉄ではないサンルーフや窓の部分からは、電気が入る危険性があると言います。しかし現実には雷が発生する時にはたいてい雨が降っており、ガラスに付いた水が鉄と同じように電気を通しやすくするため、あえてサンルーフや窓を開けたり、ガラスに接近しなければ、乗員に影響を与える危険は低いということです。

【疑問3】もし雷・落雷がクルマに落ちたら、クルマの電子機器は大丈夫?

雷の凄まじい電圧がクルマに落ちたら、乗員は大丈夫なようですが、クルマの電子機器は壊れてしまわないでしょうか?

そこで、ETCのアンテナやカーナビのGPSアンテナの近くに人工雷を落として影響を調べました。
エンジンをかけ、エアコンやカーナビ、ETCは全て作動させた状態で数十回落雷させた結果、エンジンが止まったり、電子機器もダメージを受けたりすることはなかった


カーナビのアンテナに雷を落とした瞬間

メーターの照明が一瞬消えた後再点灯することが数度あり、またETCが通電しなくなるというケースは発生したが、クルマが走行不能になったり、全ての電装品が使えなくなったりすることはなかった。
ただし落雷がETCに影響することがあった為、落雷の中を走った後にETCゲートを通る時は注意が必要です。

【まとめ】

落雷!車に影響はあるのか?

稲妻や落雷に驚いて急な操作をすることが事故につながったり、落雷による停電で信号が消えることや道路冠水なども考えられます。

通常、激しい雷雨は15分程度で遠ざかるといわれるので、できれば安全な場所にクルマを止め、雷雨が遠ざかるのを車内で待つのが良いでしょう。

※データはJAFユーザーテストの結果です。この結果は、条件によって異なることがあります。